■2018年5月2日出願:特願2018-88872

特許名称:「添付ファイルデータの診断装置及びプログラム」


■技術の特徴■

 受信メールに『添付されるファイルに潜むウイルスプログラム』を普遍的な自動解析方法で診断

■活用の効果■

 添付ファイルの開封を止めることが困難な事業体において、受信者が自由に添付ファイルを開封してもウイルスプログラムが潜んでいることを受信者に事前通知が可能になります。

【要約書】

 

【課題】本願は,利用者に電子的に送付されてくるメールに添付されている「添付データ」を開封することにより,添付データに組み込まれているウイルスプログラムを起動させてしまう問題から,利用者を守る方法である。

 

【解決手段】本発明は,プログラムの記述言語の予約語列が定義される請求項記載の第1手段と,与えられる添付データについて,前記第1の手段で定義された前記予約語列に照らしてプログラム機能を導出して全ての型の添付データに可能的に内在するプログラムの予約語を普遍的な8種の単元文で捉え直す第2手段とを具備する。

【特許請求の範囲】

【請求項1】

  プログラムの記述言語の予約語列が定義される第1の手段と,与えられる添付データについて,前記第1の手段で定義された前記予約語列に照らしてプログラム機能を導出して全ての型の添付データに可能的に内在するプログラムの予約語を普遍的な8種の単元文で捉え直す第2手段とを具備することを特徴とする添付ファイルデータ診断装置。

【請求項2】

  前記第2の手段による前記導出の結果による必要に応じて警告文を表出する第3の手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の添付ファイルデータ診断装置。

【請求項3】

  請求項1記載の前記単元文列から前記添付データに内在する前記プログラムの機能を概略的且つ普遍的に捉える方法。

【請求項4】

  請求項3記載の前記添付データの前記プログラムの機能から開封者に伝える警告文を編集する方法。

【請求項5】

  請求項4記載の前記警告文により,前記添付データの開封者に該添付データの前記プログラムが実行される前に実行の可否を開封者に判断させる方法。  

【請求項6】

  コンピュータに,プログラムの記述言語の予約語列が定義される第1の手段と,与えられる添付データについて,前記第1の手段で定義された前記予約語列に照らしてプログラム機能を導出して全ての型の添付データに可能的に内在するプログラムの予約語を普遍的な8種の単元文で捉え直す第2手段とを具備することを特徴とする添付ファイルデータ診断プログラム。

【請求項7】

 

  コンピュータに,さらに,前記第2の手段による前記導出の結果による必要に応じて警告文を表出する第3の手段として機能させることを特徴とする請求項6記載の添付ファイルデータ診断プログラム。