『2025年の崖』克服,システム刷新における落とし穴
「2025年の崖」とは、経済産業省が2018年に発表したDX（デジタルトランスフォーメーション）レポートで提唱された概念（※経済産業省が2018年9月に発表した「DXレポート ～ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開～」）。このレポートでは、日本企業が持つ既存のITシステムが老朽化・複雑化し、DXを推進する妨げとなっている現状が指摘されています。このままDXが進まないと、2025年以降に大きな経済損失が生じる可能性があると警告されてます。
具体的に考えられている問題
・老朽化したITシステムの問題
・DX人材の不足
・経営戦略の欠如
長年使用したシステムを、『２０２５年の崖』克服を目指したシステム刷新に多大な投資をして稼働した直後に、
突然のトラブルに見舞われる企業が増えております。
トラブルの原因究明含め、対応に時間がかかり、さらなる損失に見舞われています。
『２０２５年の崖』克服のトラブルの原因はシステム刷新前の準備作業にあります。
稼働中システムが開発された時点の要件とシステム刷新する時点ではビジネス要件が変化し
『２０２５年の崖』克服、システム刷新では落とし穴に陥らない方法での対応が必須です。
弊社が推進する『２０２５年の崖』克服、
システム刷新はプログラムの視えるかがスタートです。
全てのプログラムの手順、流れを見える化するフローチャート図
全てのプログラムが生成するデータの繋がりを見えるかするデータフロー図
１）システムを構成するのがプログラムであり、プログラム１本、１本の手順、流れが正常に開発されているかの確認がフローチャート図です。
２）長年使用のシステム刷新では稼働中システムのプログラムが正常であるかの確認を第三者検証がされてなければなりません。
①プログラム開発での課題は要求仕様－設計－プログラミング工程の検証ですのでこの検証に使用するのがフローチャート図です。
②フローチャート図はプログラミング―設計－要求仕様の検証をするのに使用し、プログラム全体の検証にデータフロー図を使用します。
３）全てのプログラムが手順、流れの確認があって初めてプログラム間の連携も明確されますので、この準備が出来てシステム刷新計画です。
システム刷新前と刷新後のフローチャート図の比較でどのような刷新したかが確認できます。
その上でフローチャート図の確認が出来れば作成されたデータを出力から入力に向けてフローチャート図の逆の流れで検証します。
4)フローチャート図、データフロー図での主なチェック項目
■開発済みプログラム・データは要求仕様・設計の鑑、検証には担保が必須
検証すべき項目はプログラムの手順と流れ、および生成されたデータの正統性を担保。
１）プログラム検証：不要なサブルーチンがない：GOTO文等の使用が正常
２）プログラム内制御文の使用方法の確認
①選択肢制御文：選択の範囲と刷新の際に影響があるかの確認
②繰返し文：繰返し文の終了か戻りか処理中に終了か
③条件文：条件文は判断として、制御として仕様の確認
④プログラム内のサブルーチン及び他プログラムと呼出関係図による関連確認
３）プログラム内でデータの使われ方の確認
①外部からのデータ入力に対する対応命令の機能確認（属性、桁数等を含める）
②プログラムが生成するデータの繋がりの確認（属性、桁数等）
③刷新の目的と使用するデータの取り扱いに変化がある箇所の特定
資料：フローチャート図とデータフロー図とは
